虫歯治療

MEDICAL

なるべく削らない・抜かない治療

鎌倉市大船の歯医者福村歯科大船医院では、患者様ご自身の歯を大切にした
できるだけ歯を削らない、神経をとらない、歯を抜かない治療を行います。
患者様の不安を少しでも軽減するために、丁寧なカウンセリングや
わかりやすい説明と痛みを極力抑えた治療に努めています。

当院が最も
大切にしていること

歯の寿命をできるだけ長くする治療

むし歯の治療では、虫歯菌に感染した部分を削り取る必要がありますが、一度削ってしまった歯は再生することがありません。詰め物や被せ物をつけて噛む機能が戻り見た目がきれいになっても、人工のもので置き換えているだけなのです。
鎌倉市大船の歯医者福村歯科大船医院では適合の良い詰め物、かぶせ物で治療していますが、ご自身の歯が患者様にとって一番と考えています。どんな歯でもまずは治療するべきか検討し、治療が必要な場合はなるべく抜かない・削らない治療方法「MI（Ｍinimal Intervention＝最小限の侵襲）治療」に取り組み、少しでも長くご自身の歯を使っていただける治療をご提案しています。また、当院はより正確に感染した部分のみを除去できるように、視野を何倍にも拡大できる拡大鏡とマイクロスコープ（歯科用顕微鏡）を導入しています。

虫歯について

虫歯ができる原因と悪化を防ぐ対策: 歯質の強さ・糖分・お口の中の細菌の3つの要素に、時間の経過が加わることで虫歯が発生すると言われます。お口のケアを怠ってしまうとお口の中に細菌の塊である歯垢が蓄積されます。歯垢の中にはむし歯の原因菌ミュータンス菌も含まれていて、このミュータンス菌が食べ物の糖分やタンパク質を分解する際に酸を排出します。その酸によって歯質（エナメル質やカルシウム・リンなど）が溶け出してしまい、穴が開いてしまうことがあります。これを虫歯と言います。
歯質の酸に対する抵抗力や、溶け出した歯質を元に戻す力がある唾液の分泌量や働きの強さは、一人ひとり異なります。お口の細菌の量も個人差があるため、大船駅から近い歯医者福村歯科大船医院ではむし歯の治療を行った後に患者様にあわせた予防プランをご提案し、定期検診を通して再発の予防に努めています。

エナメル質・象牙質・セメント質などを歯質といい、酸に対する抵抗力が強いほど虫歯になりにくい傾向があります。歯質の強さには個人差がありますが、食事の時によく噛むことで唾液の分泌を促したり、フッ化物を活用することで再石灰化を助けることで歯質を強化することもできます。
虫歯の原因菌は糖分を分解する際に酸を排出するので、お口の中に糖分が長時間残るのを避けましょう。甘いものを食べたら早めに歯を磨いたり、間食の時間を決めてだらだらと食べ続けないことも効果的です。また、砂糖を使わないおやつを選ぶなど、食生活を見直すことも虫歯予防につながります。
歯垢や歯石にはたくさんの細菌が含まれているため、毎日のセルフケアや定期的な歯科医院でのクリーニングでこまめに除去するようにしましょう。
キシリトールやフッ化物を活用することで細菌の働きを抑えることができるので、セルフケアに取り入れることもおすすめです。

虫歯はこうして進行します

CO

歯の表面がわずかに溶け
虫歯になりかけの状態です
C1

歯の表面のエナメル質に
小さな穴があきます
C2

歯虫歯が神経に近くなり、
冷たいものがしみます
C3

熱いものがしみて、
ズキズキ痛みます
C4

神経が死んでしまい、
痛みを感じなくなります

虫歯の治療について

初期虫歯（CO）の場合…削らず再石灰化を促す

エナメル質の表面のみが溶けてしまった状態の、ごく初期のむし歯は削らずに再石灰化を促進させることで自然治癒を目指します。
また、虫歯を進行させないために歯みがき方法や口腔ケアについての指導を行います。また、お口の中の細菌を減らすためにお口のクリーニングを行い、再石灰化を助けるフッ素を塗布して口腔環境を整えていきます。
しかしこの時期の虫歯は非常に小さく発見しづらいため、気がついた時には次の段階に進行していることも多くあります。早期発見・治療のためにも定期検診を受けましょう。
進行した虫歯（C1、C2）の場合…詰め物・被せ物で補う

エナメル質に穴が開いてしまった虫歯（C1）や、象牙質に達してしまった虫歯（C2）は自然治癒することができません。虫歯菌に感染した部分を削り取り、詰め物や被せ物を装着して補います。
多様化する患者様のご要望にお応えするために、保険診療の金属の他にもメタルフリーのセラミック素材のものなどもご用意しています。患者様に適した素材をご提案し、それぞれのメリットとデメリットもわかりやすくご説明しています。

セラミック治療
進行した虫歯（C3）の場合…歯の根の治療を行う

虫歯が歯の根の中の神経や血管まで進行してしまうと、冷たいものや熱いものがしみたり激しい痛みを感じるようになります（C3）。この場合は虫歯菌に感染した歯の根の中の神経や血管を取り除く必要があります。
大船駅近くの歯医者福村歯科大船医院では歯科用顕微鏡（マイクロスコープ）を使用した精密な根管治療を行っています。

根管治療

痛みがなくなったからと
放置してしまうと…

重度までむし歯が進行してしまうと、根管の中の神経が死んでしまうため痛みを感じなくなります（C4）。しかし、虫歯が治ったわけではないため、放置しているとむし歯がどんどん悪化していきます。放置していると歯の根の先に膿や細菌がたまることで炎症を起こし、歯茎の血管から細菌が侵入することで全身疾患を引き起こす可能性もあります。むし歯に気付いたら放置して悪化してしまう前に、少しでも早く歯科医院にお越しください。
治療が完了した後は虫歯などのトラブルの予防や早期発見のために、定期検診にお越しいただくことをおすすめしています。

大船で痛みに配慮した虫歯治療をする歯医者